Sustainability

Sustainability

Case - 活動事例

当社は様々な観点から、部門横断でサステナビリティ活動を推進しています。

当社の全データセンターでは、環境負荷低減を目的とし、高度な空調制御と構造の最適化に取り組んでいます。 熱気流解析(CFD)を活用した効率的な冷却システムの構築や、暖気・冷気を分離するコンテインメント処理などの 緻密な熱対策により、無駄な電力消費を抑制。先進技術と適切なレイアウトの提案を通じ、適切な施設運営に努めています。

様々な空調における工夫と施策

〇 気流の分離による空調効率化 サーバー室内でのコンテインメント処理(暖気と冷気の分離)により、空調機の無駄な稼働を削減し、消費電力を抑制しています。

〇 ラック周辺における冷気ロスの徹底防止 ラック内の熱分離を促す「ブランクパネル」の設置や、空きラックからの冷気漏れを防ぐ「前面シート」の配置により、コールドアイルエリアの冷気ロスを徹底して防止しています。

〇 グレーチングの適正配置による効率的な冷気供給 冷気を床下から吹き上げる方式の当社データセンターにおいては、特に冷却が必要なエリアへ的確にグレーチングを配置し、対象箇所まで効率的に冷気を供給しています。

〇 熱気流解析(CFD)※1を活用した熱だまりの未然回避 熱気流解析を用いてエリア内の熱動態を視覚的に把握し、熱だまりの発生を未然に回避しています。

〇 機器配置の最適化による空調循環効率の最大化 サーバーからの排熱がスムーズに空調の吸込口へ循環するように、必要に応じてお客様へ最適な搭載機器配置のレイアウトをご提案し、システム全体の空調循環効率を最大限に高めています。

※1 熱気流解析(CFD)
「Computational Fluid Dynamics」の略で、コンピュータ上で空気や水などの流れ(流体)と熱の移動をシミュレーションし、可視化する技術(数値流体力学)を表す。

お客様に安心・安全なサービスを提供し続けるため、全社的なインシデント対応体制の強化プロジェクトを推進しております。
当プロジェクトでは、全社横断のセキュリティ専門組織「CSIRT」※1の立ち上げと、全社デバイスへのEDR※2導入を一体で進め、有事における迅速な初動対応、および平時からの先進的な脆弱性管理体制の構築を目指します。

※1 CSIRT (シーサート)
「Computer Security Incident Response Team」の略で、企業や行政機関等にて情報セキュリティに関するインシデントに対応する専門チームを表す。

※2 EDR
「Endpoint Detection and Response」の略で、PCやスマートフォン、サーバーなどのデバイス(エンドポイント)セキュリティを担う仕組みの1つ。それらデバイスの状況を継続監視し、不審な振る舞いの検知や対処を行う。

プロジェクトの背景と目的

〇 技術面・運用面の根本的強化(外部脅威への対応力強化) 近年の巧妙化するサイバー攻撃や潜在的なセキュリティリスクを排除するため、境界防御(ネットワーク入口での防御)はもとより、エンドポイント層での防御を一層強化し、技術面・運用面での対応力をさらに向上させます。

〇 全社横断的なセキュリティ総合力の向上 サービス間で複雑に連携する認証やネットワークを統括管理し、全部門・全サービスを網羅したセキュリティの「総合力」を向上させます。

〇 社会的信頼の向上とガバナンス体制構築の推進 日本CSIRT協議会への加盟検討や、外部専門機関との連携強化、およびEDRを活用した高度な検知体制の構築を通じ、強固なガバナンス体制を社内外に示します。

導入・運用時の工夫

〇 スモールスタートによる段階的展開(知見の蓄積と横展開) 「c9/クラウド事業」での知見と実績をベースに、最小限のコアメンバーでCSIRTを始動し、データセンターやネットワーク事業へ順次展開します。

〇 既存組織との連携強化 CSIRTと既存の「ISMS事務局」「内部統制室」「情報システム部門」「サイバーセキュリティ専門家」が強固に連携し、ISMSの維持審査やリスクアセスメントのサイクルの中に CSIRTの活動や脆弱性対応を組み込んで運用します。

〇 段階的ロードマップによる確実な定着 2026年4月から段階的に関連規程・運用ガイドラインなどの文書作成や脆弱性対応を開始し、順次、脆弱性対応プロセスの完了と定着を目指します。

導入により期待される効果

【有事】 被害の最小化と隔離スピードの向上 インシデント発生時はCSIRTが司令塔(ハブ)となり、経営陣・社内各部門・外部ベンダーと速やかに連携を行います。EDRを活用して攻撃ルートを即座に可視化し、迅速なネットワーク隔離やフォレンジック調査・分析を実施することで、 影響範囲と業務停止時間を最小限に抑えます。

【平時】 「見えないリスク」の可視化 全社システムの構成やネットワーク接続ポイントなどを網羅的に把握し、EDRなどを用いてシステムの脆弱性をリアルタイムで検知・管理します。

【組織】 社内セキュリティ意識の向上 CSIRT主導のもと、定期的なセキュリティ訓練や机上でのシミュレーションを実施。運用ルールの継続的改善とともに、社員一人ひとりのリスク察知能力と対応力の向上に努めます。