株式会社システムインテグレータ

  • 業種

    情報・通信業

  • 課題・要望

    AWSへのインフラ構築

  • 製品・サービス

    クラウド

  • クラウド
  • 情報・通信業
  • AWS上での基盤構築、運用
「時間を与えるソフトウェアを作り続ける」という思想のもと、AIERP、生産管理ツール、プロジェクト管理ツールなど、高品質なソフトウェアとサービスを提供してきたシステムインテグレータ。近年のクラウドシフトの流れを踏まえ、ERP本体の構築に注力するためにERPのインフラ構築を一任できるパートナー企業を探していた。そこで選ばれたのが、BBTowerだった。
ポイント
  • 〇 ERPのインフラをBBTowerが構築。自社の人的リソースをERP本体の開発に集中
  • 〇 提案時から導入先企業の打ち合わせにもBBTowerが参画。既存環境と要望を踏まえた技術支援により、運用面も見越した見積もりを提出
  • 〇 既存の基幹システムとのインフラ接続もBBTowerが担当。構築途中で、新たなシステムとの接続という急な要望にも対応
  • 〇 インターネット回線やWi-Fi回線、VPNといった、導入先企業のネットワークのリプレースもBBTowerが対応

ERPのインフラをBBTowerが構築。基幹システムとの接続だけでなく、予定外のシステム連携や各拠点のネットワークのリプレースにも柔軟に対応

大規模なコストと開発期間が必要なERP導入を、開発力と技術力で実現

株式会社システムインテグレータ
エンタープライズ営業本部
ERP営業部 セールスチーム
リーダー
小川 晴也 氏
株式会社システムインテグレータは、自社パッケージの開発販売のほか、国産ERP「GRANDIT」や海外製ERP、生産管理ソリューションの導入などを手掛ける独立系のIT企業である。近年はAIにも注力し、 製造業向けに設計図面の検図作業を効率化するAI検図システム「KENZ」をリリースしている。

同社の特長について、エンタープライズ営業本部 ERP営業部 セールスチーム リーダーの小川晴也氏は「自社パッケージ製品の開発、技術力」と「ERPの導入をはじめとする、大型プロジェクトをやり切る推進力」の二点を挙げる。そのプロジェクトを推進する上で大切になるのは、「顧客とのコミュニケーション」だと小川氏は語る。

「ERPパッケージが持つ標準機能をうまく活用する一方で、業務要件に沿った形でお客様の強みも盛り込んで開発しなくてはいけません。その強みをどうERPで実現するか、コミュニケーションを重ね最適な解決策を見つける必要があります」(小川氏)

インフラの知見を持つBBTowerとの協力で、より柔軟性の高いERPを提供

かつてはオンプレミスでの構築が主流だったERPも、クラウド上での構築が普及しつつある。クラウドに構築する難易度について小川氏は「インフラ面から見た場合、オンプレミスとクラウドでは求められるノウハウが異なるため、まったくの別物といえます」と説明する。

オンプレミスではサーバーなどのハードウェアを買いそろえるため、初期段階で仕様を明確に決める必要があった。一方、柔軟性の高さを利点とするクラウドでは、プロジェクトを進めながらハードウェアの仕様やセキュリティレベルなどを調整可能で、オンプレミスとは異なるノウハウや知見が求められる。

そのインフラ構築の負担を軽減し、より多くのリソースをERP本体の設計と構築に注力するために、AWSなどのクラウドのインフラに強いパートナーを探すことにした。そこで声をかけたのがブロードバンドタワー(以下、BBTower)だ。

「BBTowerとは、当社の別事業部が以前からECサイトのインフラ構築を依頼しており、強い信頼関係を形成していました。その際、BBTowerは専任のSEをアサインし、当社の要望に対して柔軟に対応してくれたのです。そうした関係性を踏まえた上でERP事業についてもご相談することにしました」(小川氏)

コミュニケーション重視の姿勢によって、プロジェクトの進捗もスムーズに

株式会社システムインテグレータ
エンタープライズ開発本部
GRANDIT ソリューション 2 部 部⻑ 第⼀チーム マネージャー
小嶋 芳幸氏也 氏
その後、両社がともに手掛けた最初の案件が2023年の建材卸企業へのGRANDIT導入プロジェクトだった。その際、システムインテグレータはERPパッケージの導入に専念し、インフラをBBTowerが担当した。 エンタープライズ開発本部 GRANDIT ソリューション 2 部 部⻑ 第⼀チーム マネージャーの小嶋芳幸氏は「導入先企業の既存システムは開発してから時間が経過しており、柔軟性、拡張性に欠けており、販売強化・販売先多様化を目指すには大規模改修が必要な状況でした。そこで新たなERPとしてGRANDIT、インフラとしてAWSを提案し、ご採用いただいたのです」と語る。

導入先企業との打ち合わせには提案時からBBTowerも同席し、要件や非機能要件を決めていった。そうしてプロジェクトに対する理解を深め、詳細な設計と構成図を作成し、実装とテストを進めながら運用性に優れたインフラを構築したBBTowerの仕事ぶりを小川氏は高く評価する。

「監視やセキュリティなどの運用面を見越した見積もりを出すためには、お客様の要望や業務内容を理解するだけでなく、専門的な知見も必要になります。 BBTowerは必要要件を伝えてすぐに、いくつもの選択肢の提示など、お客様が納得して選びやすい形の提案をいただききました。打ち合わせにも同席しているので、その場での専門的な質問にも適切な解説や回答などを示して、判断がスムーズに進めるような支援があった点も助かりました」(小川氏)

ERP刷新後、導入先企業の受注業務は大きく様変わりした。導入前、電話などで受注した内容をシステムに入力していたが、ECサイトやEDIなどのサービスとERPを連携させることで、より多くの注文を処理可能にした。これにより、販売強化と販売先の多様化を目指したのである。

インフラも業務形態に合わせて設計した。例えば注文が殺到するのは平日の午前だが、注文された商品を迅速に出荷していくにはERPとAWSの連携を遅延なく処理する必要がある。

「大量注文を快適に処理するために、お客様からはレスポンスの速さが求められていました。そこでERPのアプリケーションにチューニングを施したほか、負担が集中するサーバーを二重化して対応したのです。BBTowerはAWSに対する知見と弊社のERPの製品や顧客の業務への知見を掛け合わせ、性能検証・コストなどを検討しながら調整し、快適なレスポンスを失わないポイントを見つけてくれました」(小嶋氏)

想定外の新要件にも、BBTowerが柔軟に対応

ERPは他の業務システムと接続して活用することも多い。この案件でもAWS上に構築したERPと社内各種システムを、セキュリティの担保された回線で接続する必要があった。そこで採用されたのが、クラウドと社内システムをセキュアにつなぐBBTowerの「dc.connect NeX クラウドコネクト」だった。

さらに通常であればERPの範疇には含まれない作業にもBBTowerは対応していた。従前のシステムは社内でのみ利用可能だったが、ERPをクラウド上に構築したことにより、「社外からも利用したい」という声が顧客から寄せられた。その要望に応えるため、BBTowerは、導入先企業の本社と各拠点でのインターネット回線やWi-Fi回線、VPNといった、本来ERP構築の範疇外であるネットワークのリプレース作業なども率先して行った。

「本来であれば、別のネットワーク業者に依頼する要件だったかもしれません。しかしERP構築の過程を知らない業者に依頼することにはプロジェクトの停滞を招くリスクもあります。しかしBBTowerは、社内ネットワークもERPを利用するための環境の一つと考え、積極的に取り組んでくれました」(小川氏)

また事前に想定していなかった新たな要件が発生することもあったという。例えば、開発が進んでから、当初は予定していなかったBIシステムとの接続が求められたことがあった。そこでもBBTowerのサポートが役立ったという。

「新規要件や変更に対しても、可能な限りで柔軟に対応していただけるのはありがたく思っていました」(小嶋氏)

多様化する企業ニーズに寄り添いながら、進化し続けるERPを提供するために

この案件後も、同社はBBTowerといくつかのERP構築プロジェクトを進めた。それらのコラボレーションについて小嶋氏は、「一番のメリットは、インフラに人的リソースを割かずにプロジェクトを進行できたことです。ERPはもともと大規模なプロジェクトになるため、ERPの本体部分だけでも大量のマンパワーが必要になり、インフラ部分に多くの人的リソースを割くことは簡単ではありません。当社がERP構築プロジェクト全体を管理、適時状況を確認、必要に応じて調整・修正するだけで、BBTowerにインフラの設計、実装、テストなどをお任せできます」(小嶋氏)

「お客様のビジネスに密接に関わるERPおよびそのインフラ環境は、安定稼働することが最優先事項です。実際にシステムが安定して稼働していることがBBTowerと組んだなによりのメリットだと思います」(小川氏)

今後、同社ではより多様化する企業ニーズに応えるため、 GRANDIT以外のERP事業も強化し、幅を広げていきたいという展望を持っている。 小嶋氏はそうした自社のスタンスについて、「時代の変化に合わせて進化し続ける"頼れるITパートナー"でありたいと考えています。BBTowerには、柔軟でスピーディな対応を頂いており、心強く感じています。これからも、安心して使えるシステム基盤を一緒に作り上げていければと思います」と期待を述べた。
企業名
株式会社システムインテグレータ
https://corporate.sint.co.jp/
設立
1995年 3月
所在地
埼玉県さいたま市中央区新都心11番地2 ランド・アクシス・タワー(明治安田生命さいたま新都心ビル)32階
事業内容

Object Browser事業
ERP事業(基幹業務)
製造業向けソリューション事業
インキュベーション事業