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株主・投資家の皆様へ
<p align="left">~2021年12月期第1四半期決算を終えて~ </p>
<p align="left">コロナ禍が収束の気配が見えない中で、ワークスタイルとライフスタイルの変革が進み、企業経営のデジタル変革(DX、デジタルトランスフォーメーション)が、加速化しております。当社もこのような状況の中で、当期には、DataセンターカンパニーからDXセンターカンパニーへのビジネスモデル転換への目標を掲げることとし、そのスタートラインとも言える、2021年12月期第1四半期決算(2021年1月~3月)を終了しましたので、その概要を要約させて頂きたいと存じます。</p>
<p align="left">2021年12月期第1四半期における連結決算は、売上高4,018百万円(通期目標における達成率25.8% )、営業利益255百万円(通期目標における改善率36.4%)、経常利益235百万円(改善率32.9%)、親会社株主に帰属する四半期純利益121百万円(改善率15.1%)となりました。</p>
<p>当第1四半期の連結業績については、通期を通じてブロードバンドタワー本体が中心として展開するコンピュータプラットフォーム事業セグメントにおいて、データセンター、クラウド、ストレージの各サービスを結集し、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援した結果、新大手町データセンターの稼働率の上昇、クラウド・ソリューションではパブリッククラウドの受注増、また、データ・ソリューションではDELL Technogies社製PowerScale(旧製品名称アイシロン)が伸長し、当初計画を上回る営業拡大を行うことができました。</p>
<p align="left">メディアソリューション事業セグメントの中核事業を担うジャパンケーブルキャスト(JCC)とその子会社の沖縄ケーブルネットワーク(OCN)(以下、2社あわせて、JCCグループ)も、第1四半期を通じての事業コスト低減等が奏功し、当初計画を上回る利益水準を確保し、連結業績に寄与しました。</p>
<p align="left">また、IoT/AIソリューション事業セグメントの中核企業であるエーアイスクエアは、前年同期に比べ売り上げが増加し、第1四半期として初の黒字化を達成しました。売り上げ増加の背景としては、既存顧客の受注の拡大、通信キャリア向けの通話自動分類PoC(Proof of Concept)実施拡大等が挙げられます。</p>
<p align="left">全体としましては、ビジネスモデル転換期となるため、2021年12月通期業績としては赤字予想を立てておりましたが、2021年12月期第1四半期は黒字決算となりました。</p>
<p>今後は、ビジネスモデル転換を図るために、DXセンターのためのデータセンター事業、クラウド事業、データ・ソリューション事業を同時拡大することを目的とし、オンプレミス・マルチクラウド・ストレージ統合サービス提供してまいります。また、クラウド事業者とSaaS事業者との連携強化による新DXセンターサービス提供を提供してまいります。さらに、国内データセンター事業者との連携拡大を進めます。新大手町に続く新データセンター展開計画についても検討してまいります。メディア事業の拡大のためにジャパンケーブルキャスト(株)、凸版印刷(株)との連携拡大を図る所存であります。沖縄ケーブルネットワークは、FTTHサービスによるサービスエリア拡大に着手致します。IoT/AIソリューション事業では、グローバルIoTテクノロジーベンチャーズの投資事業の進展に適合した投資先企業との連携事業を推進する所存であります。また、エーアイスクエアは、「QuickQA」(AIによる自動応答エンジン)、「QuickSummary」(AIによる自動要約エンジン)という2つのサービスの既存顧客からの受注拡大に加えて、クラウド型音声認識サービス「AI2 ASR」の新規顧客獲得を推進致します。</p>
<p align="left">最後に、2021年12月期につきましては、第1四半期を含めて通期業績予想を赤字としておりますが、第1四半期は黒字決算を達成することができ好調な滑り出しとなりました。冒頭に述べましたDataセンターカンパニーからDXセンターカンパニーへのビジネスモデル転換フェーズに入っており、第2四半期以降もDX(デジタル変革)時代を主導する企業として事業展開を行いたいと存じます。引き続き、尚一層のご支援・ご協力をお願い申し上げます。</p>
株式会社ブロードバンドタワー
代表取締役 会長兼社長 CEO