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トップメッセージ

株主・投資家の皆様へ
株式会社ブロードバンドタワー
代表取締役 会長兼社長 CEO
藤原 洋

株主・投資家の皆様へ

~2018年12月期第1四半期決算を終えて~ 

当社は、新大手町サイトを中心とした新たなスタートラインに立つ2018年12月期第1四半期決算を終了しましたので、その概要を要約させて頂きたいと存じます。尚、当期から決算期を12月に変更したために、半年間の変則決算となりますことをご了承頂ければ幸いです。

さて、当社の2018年12月期第1四半期における連結決算は、売上高2,872百万円(前年同期2,014百万円、前年同期比42.6%増加)、営業損失224百万円(前年同期は17百万円の利益)、経常損失226百万円(前年同期は33百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益623百万円(前年同期は24百万円の損失)となりました。

連結業績における、売上高につきましては、前第2四半期より連結子会社となったジャパンケーブルキャスト株式会社(以下、JCC)が寄与しており、営業損益、および経常損益については、新データセンターへの先行投資による償却費の増加およびIoTスクエアの先行投資等により減益となっております。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、固定資産売却益、投資有価証券売却益により増益となりました。

前第2四半期決算から、ポスト・ビービーエフ後の新規事業の中核となる新たに子会社化したJCCの業績が大きく連結決算に反映されるようになりました。また、事業ポートフォリオの入れ替え期に入り、本年8月開設の新データセンターへの先行投資とIoT分野における先行投資によって、当第1四半期は、営業赤字と経常赤字を計上することとなりました。ポスト・ビービーエフ後の新規事業である、株式会社エーアイスクエア(以下、AI2)は堅調に推移しており、また、JCCは設備更新の時期に入りましたが、本年10月に沖縄ケーブルネットワーク株式会社を100%子会社化したことにより、今後は、連結決算に寄与するものと予測しております。総括しますと、当第1四半期は、新大手町データセンターへの投資のピークを迎え、AI、IoT、動画配信分野への本格的な事業ポートフォリオの入れ替えを推進した決算期だと言えます。

今後、半年間の変則決算となる2018年12月期におきましては、5G時代を先取りする新データセンターへの先行投資を継続すると共に、子会社化したJCCを、ケーブルテレビ網へのアクセスを強みとしたIP(インターネット・プロトコル)動画配信プラットフォーム事業への選択と集中を行うこととしております。また、第4次産業革命の中核技術となる、AIおよびIoTに関する成長性の高い事業をさらに推進するために、AI2と株式会社IoTスクエアの売上拡大を図るため、新たな提携戦略を推進してまいります。これらの施策を行うことで、コンピュータプラットフォーム事業を当社グループ事業の中核として再定義し、IoT/AIソリューション事業およびメディアソリューション事業を子会社にて行い、さらなる業績向上に向けて尽力させて頂きますので、宜しくご支援・ご協力の程お願い申し上げます。

2018年11月 7日
株式会社ブロードバンドタワー