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株主・投資家の皆様へ
株式会社ブロードバンドタワー
代表取締役 会長兼社長 CEO
藤原 洋

株主・投資家の皆様へ

~2017年6月期第1四半期決算を終えて~ 

第二創業期に入り、私を中心とする新経営体制になって5か年計画の最終期を終え、当時から現在に至る事業内容の効率化と新規事業の準備の真価が問われる2017年6月期 第1四半期決算を終了しましたので、その概要を要約させて頂きたいと存じます。

当第1四半期における連結決算は、売上高8,767百万円(前期比12.7%増)、営業利益215百万円(同235.5%増)、経常利益161百万円(同208.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4百万円(前年同期は54百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

当期連結決算における増収の主要因は、ファッションビジネスプラットフォーム事業においてビービーエフが行うEC業務支援サービスとブランチアウトが行うファッションホールセール事業の好調によるものです。

特に、当第1四半期において、前期(2016年6月期)に設立した米カリフォルニア州におけるIoTに関するオープンイノベーション拠点となる、BBTower SanDiego社から、テスラモーターズなどへの投資実績を誇る米国のベンチャーキャピタル、Westly Groupが運営する3号ファンドへの出資(100万USドル)を決定しました。このことにより、IoT分野への投資を推進することで米国のIoT関連企業との提携基盤を整備することができました。また、テクニオン(国立イスラエル工科大学)発ベンチャー企業のテクニオンジャパンがもたらす日本国内における事業展開とベンチャーキャピタル投資の第一優先権を取得し、テクニオン発ベンチャー企業の技術を用いた日本での事業展開と、前期設立したグローバルIoTテクノロジーベンチャーズ株式会社による投資先の発掘基盤を整備することができました。

当第1四半期を総括すると、子会社BBFグループの展開するファッションビジネスプラットフォーム事業は、増収増益基調を維持しております。また、創業以来16年を経過したコンピュータプラットフォーム事業においては、大きな転換点を迎えているため、当社の長期にわたって培って来たデータセンター技術、クラウド技術、およびストレージソリューション技術を活かし、新たなIoT関連事業、動画配信事業、およびAI関連事業への事業構造の転換の仕上げに入ったと認識しております。

第2創業期5年目を迎えた、2017年6月期におきましては、業績目標の達成と共に、中長期の成長基盤を確立し、さらなる業績向上に向けて尽力させて頂きますので、宜しくご支援・ご協力の程お願い申し上げます。

2016年11月 4日
株式会社ブロードバンドタワー