株式会社デジタル・ナレッジ

  • 業種

    eラーニング専門ソリューションベンダー

  • 課題・要望

    スケーラビリティ、可用性

  • 製品・サービス

    クラウド

株式会社デジタル・ナレッジ
研修ソリューション事業部 事業部長
大門 徹也 氏
  • クラウド
  • eラーニング専門ソリューションベンダー
  • スケーラビリティ
国内初のeラーニング専門ソリューションベンダーであるデジタル・ナレッジ。長年にわたり培ってきた教育ノウハウを生かしつつ、VRや生成AIなどを活用した新しい教育手法を取り入れながら事業を広げてきた同社では、eラーニング用向けの新たなインフラとしてブロードバンドタワーが提供する国産クラウド「c9 Flex-Nシリーズ」を採用した。
ポイント
  • 〇 VRや生成AIなどの最新技術を吸収しながら発展していくeラーニング。将来を踏まえて、可用性、スケーラビリティに優れたインフラとしてブロードバンドタワーの「c9 Flex-Nシリーズ」を採用
  • 〇 従量課金制の低価格で、アウトバンド通信も追加費用が不要。eラーニングに向いた価格体系
  • 〇 監視運用サービス、WAF、マルウェア対策などのサービスもオプションで提供。申請するだけですぐに利用可能に。クラウドから各種オプションまでワンストップでサポート
  • 〇 専用ポータルから設定変更。月5時間まではサポート窓口の利用も可能
  • 〇 自社はeラーニングを中心とした教育事業に注力、システムインフラはブロードバンドタワーという協力体制での教育DX推進へ

eラーニングサービスを支えるインフラに、国産クラウド「c9 Flex-Nシリーズ」を採用
高いセキュリティと可用性、スケーラビリティで教育のDXを推進

eラーニング業界を牽引してきたデジタル・ナレッジ。
教育のDXで学びは多様化する時代へ

knowledge01.jpg 株式会社デジタル・ナレッジ
研修ソリューション事業部 事業部長
大門 徹也 氏
VR(仮想現実)やAIなど、最新のITを取り入れながら発展してきたeラーニング。国内初のeラーニング専門ソリューションベンダーであるデジタル・ナレッジは約30年にわたって培ってきたノウハウを基に、企業内の研修といったビジネス利用だけでなく、大学、専門学校、塾や予備校、各種資格学校など、多種多様な組織に向けてサービスを展開してきた。

研修ソリューション事業部 事業部長 大門徹也氏は「学ぶ人と教育機関をつなぐための『学びの架け橋になる』というビジョンを掲げ、『テクノロジーを活用して教育を実現すること』をモットーとして事業を展開しています」と説明する。

eラーニングの強みは一対一の個別学習だ。教室や研修所で行われる一斉授業形式では、個々人のスキルや習熟度に差があっても、一律に授業を行う。しかしインターネット上で時間や場所を問わずに受講できるeラーニングであれば、学習したいテーマ、習熟度、理解度に応じて、一人ひとりに最適な教材が提供できる。

「ビジネス用途の中でも例えば企業研修サービスでは役職、職種ごとに学習内容をコントロールできます。例えば、クレーム処理の多い部署なら、クレーム対応の教材を増やすことも可能です。またAIを活用し、学習者の理解度を分析したり、習熟度や適性を踏まえた教材づくり、テストの問題作成を行う取り組みも進んでいます」

近年では、VRを活用した研修も増えているという。例えば飲食店での調理研修では、以前であれば材料を用意して実際に調理する必要があったが、バーチャル空間で仮想的に調理を体験できるVR活用によって「調理場を用意しなくても、いつでもどこでも、何度でも調理の練習が可能」となった。材料の準備や後処理なども不要だ。

「eラーニングに求められる役割は、社会情勢の変化や技術の進化とともに多様化してきました。変動する現場のニーズに対応、教育のDXを推進するためには、新しい技術、サービスの開発だけでなく、それらを支えるための柔軟なインフラ設計に取り組む必要があったのです」

高いセキュリティが求められる領域でBBTowerのクラウド「c9 Flexサービス」を利用

デジタル・ナレッジでは、eラーニングシステムを支えるインフラの構築にも注力してきた。同社では、多くを自社で構築・運用し、一部を外部のクラウドやデータセンターを利用してきた。その外部の協力会社の1社がブロードバンドタワー(BBTower)だ。 「BBTowerは、データセンターを自社運用し、多種多様なインターネットサービスに強く、ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェアの技術、知識も抱負。eラーニング事業を展開する当社としては、ネット配信にも強い点に魅力を感じています」

eラーニングの規模は利用企業、教育機関によって千差万別であり、多いところでは1システム内で数十万人が利用するケースもある。そのため、状況に応じてサーバーなどを増強できるスケーラビリティはもちろん、万が一のシステム停止を防ぐための可用性も重要となる。またインシデントや障害が発生した際、早急に検知、対応できる体制も不可欠だ。その観点で高く評価されてきたのがBBTowerだった。

両社の付き合いは2002年にさかのぼる。当時はインターネット回線のスピードが遅く、パソコンでの動画再生能力も低く、ネットを使った動画配信も難しかった時代。そこでインフラ、データセンターを取り扱うBBTowerと協力し、試行錯誤しながら当時のパソコン、回線でもライブ授業が実現できる配信システムを構築したのである。

そして2019年、両社の信頼関係から生まれた取り組みのひとつが、eラーニングを必要とする業界の中でも、生命保険会社を対象にしたeラーニングサービスだった。生命保険会社では、代理店スタッフの育成にeラーニングを活用している。そのプロジェクト向けに、BBTowerが提供するクラウドサービス「c9 Flex-Vシリーズ」(以下、Vシリーズ)上で、デジタル・ナレッジのeラーニングを構築した。

c9 FlexサービスとはBBTowerが提供する独自マネージドクラウドサービスである。その中でVシリーズは月額定額料金で利用可能、安定性とセキュリティ、柔軟性の高さが魅力だ。

「一般的なeラーニングで求められるセキュリティと保険業界や金融業界などで必要とされるセキュリティには違いがあります。厳しい業界で求められるセキュリティレベルを、c9 Flexサービスはクリアしていました。c9 Flexサービスをインフラとして使い、その上に当社のeラーニングのアプリケーションを稼働させるということが、お客様のニーズにマッチしていたのです」

よりeラーニングに向いた「Nシリーズ」への刷新

そして2023年、Vシリーズで稼働していたシステムのOSバージョンアップをきっかけに、新しくサービス提供したばかりの「c9 Flex-Nシリーズ」(以下、Nシリーズ)へと切り替えが行われた。このNシリーズへの刷新が、デジタル・ナレッジにとっても大きなターニングポイントとなったという。

「Nシリーズは、Vシリーズよりもさらにeラーニングに向いていました」と大門氏は述べる。Nシリーズは、利用したリソース量や利用時間による従量課金制で、アウトバウンド通信、つまり配信のために外に送信されるデータのトラフィックについては追加料金が不要だ。ネットワークも、標準100MbpsのVシリーズに比べ標準1Gbpsと強化されている。

「教材のコンテンツは、動画やCGデータなど、容量の大きいデータも配信します。Nシリーズは、アウトバウンド通信に追加費用が不要なので、eラーニングに向いた料金体系でした。今後、VR教材、高画質の動画などが増えていったとしても安心です」

またMSP監視サービス、WAF(攻撃遮断くん)、マルウェア対策(WithSecure)、DDoS対策サービス、Linuxパッチ適用サービス、遠隔地バックアップサービス」といった、セキュリティを高めるサービス、運用サービスがオプションとして用意されている。

「オプションも含めて、ワンストップでインフラ全般の対応をしてもらえることは大変ありがたいことです。
 特に今回は安全性を重視する保険業界向けのシステムですので、すべてのオプションを申し込みました。自社で運用するインフラの場合、サービスの選定やベンダーとの契約を個別に行う必要があるのですが、Nシリーズではオプションを申し込むだけですぐに利用できます」

またNシリーズでは、ロードバランサーやファイヤーウォールなどを設定するための機能として、新たなポータル画面が用意された。

「ロードバランサーの設定は必要に応じて随時調整したいのですが、従来の環境ではその都度BBTowerに連絡をして変更を依頼する必要がありました。しかしNシリーズでは、自分たちでポータルにアクセスして設定変更できるので、営業時間外、あるいは週末に作業する際にも即時調整可能になりました。また月5時間まではサポート窓口でも対応してもらえるので、不明なところがあっても気軽に相談できる点もメリットです。 何よりBBTowerは、営業担当が非常に技術に強く、こちらの課題を理解し、すぐに的確な解決策をいただけます。インフラだけでなく、いくつものオプションのサービスを利用しているので、すべてワンストップで対応してもらえて、とても頼りになります」

これからますます発展していく教育のDX。
その歩みをインフラのノウハウで支えてほしい

Nシリーズの持つポテンシャルは、「今後さらに発揮されていくはず」と大門氏は期待している。例えばNシリーズではネットワークのスピードが1Gbpsへと向上している。また利用量に合わせてリアルタイムにリソースを増減するようなスケーラビリティも持っている。これらの能力はまだ活用しきれていない。

「今後、さらに教育のDXが進み、4Kなど高解像度の動画教材も増えてくるでしょう。VRやAIなどを利用した教材を使おうとすれば、新しいサーバー、システムとの連携も必要となります。そのようなときでも柔軟性、拡張性に優れたNシリーズなら安心です」

BBTowerとの関係性も強化していきたいと大門氏は語る。BBTowerはc9 Flexサービスのようなクラウドサービスだけでなく、大手町というインターネットの中心地に最新のデータセンターも運用しているなど、幅広い事業を展開している。大門氏は「インターネットサービス、インフラに強く、eラーニングに役立つノウハウが豊富。引き出しも多く、新しいことを始めようとしたときに相談しやすい」という印象を持っている。

「これからの社会では教育のDXが進み、eラーニングの目的も多様化し、新しいeラーニングの手法も増えていくでしょう。その中で当社はeラーニングの枠にとどまらず、学びの架け橋として国内外の教育現場を支えることに尽力したいと考えています。

今回、インフラをBBTowerにお任せしたことで、私たちはeラーニングのアプリケーション構築に注力できました。今までは自社構築のインフラの比率が高かったのですが、この結果を受けてBBTowerの利用を増やしていきたいと考えているところです。教育のDXを推進していくためのパートナーとして、今後もともに歩んでいただきたいと期待しています」と大門氏は語った。
企業名
株式会社デジタル・ナレッジ
https://www.digital-knowledge.co.jp/
設立
1995年12月
所在地
東京都台東区上野5-3-4
eラーニング・ラボ 秋葉原
事業内容
・eラーニング専用プロダクツ(製品)
・eラーニングシステムカスタマイズ(構築)
・eラーニングサーバー運用(ホスティング)
・コンテンツ製作・販売(教材)
・受講者募集支援(プロモーション)
・運用アウトソース(運用)
・教育・IT機材(教育IT)
などの研究・開発、製造、販売