株式会社カービュー様

クルマ専門SNS「みんカラ」にEMCアイシロンを採用
2億点を超える大量画像ファイルの安定配信を実現

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課題・要望 業種 製品・サービス
大量画像ファイルの高速・安定配信 インターネット広告 ストレージ

日本最大級のクルマ専門SNS「みんなのカーライフ(みんカラ)」を展開する株式会社カービューでは、同サービスを支える画像用ストレージを刷新した。コンテンツ容量の飛躍的な増大に対応し、安定的なサービス提供を実現するのが狙いである。新ストレージにはブロードバンドタワーが提供するEMC社スケールアウトNAS「EMCアイシロン」を採用。2億点を超える膨大な画像データの安定配信を実現している。

60万人以上の会員数を誇る

日本最大級のクルマ専門SNSを展開

thumb 株式会社カービュー
技術制作本部
インフラチーム
大場 崇令氏

「テクノロジーを活用して、企業や消費者とクルマに関する様々な情報を共有し、夢のあるカーライフを提案する」の経営理念に基づき、自動車とインターネットを組み合わせた様々な事業を展開するカービュー。そのビジネスの重要な柱となっているのが、日本最大級の規模を誇るクルマ専門SNS「みんなのカーライフ(みんカラ)」(http://minkara.carview.co.jp/)である。同サービスには、60万人以上のクルマ愛好家がユーザーとして登録しており、記事の投稿数はのべ600万件以上にも上る。

これほど数多くのユーザーに愛されているサービスだけに、同社では信頼性の確保にも細心の注意を払っている。 「社内では大量のサーバ群が稼働していますので、システム構築を行った際には徹底した稼働試験を行うなど、全方位で品質確保に努めています」と語るのは、同社 技術制作本部 インフラチームの大場 崇令氏。サイトの利用者に安定的なサービスを提供し円滑なコミュニケーションを支えられるよう、インフラ環境の整備・拡充には特に力を注いでいるという。

2億点以上の膨大な画像データを

Isilon S200で安定的に配信

こうした環境改善の取り組みは、ストレージ分野においても行われている。その一環として、2010年にはブロードバンドタワーが提供するEMC社製スケールアウトNAS「Isilon 12000x」を、みんカラの画像用ストレージとして採用した。

ユーザー数の伸びに伴って投稿される画像の数も急増し、それ以前に使用していた他社製SANストレージでは、性能の面でも信頼性の面でも不足が生じていたためだ。アイシロンが注目されたのは、拡張性や運用管理性に優れているという定評を受けてのものだが、Isilon 12000xの採用にあたっては、多少の不安もあったという。

アイシロンは大容量データのシーケンシャルアクセスや動画データ配信などの分野で豊富な実績を誇っているが、みんカラの場合には「ファイルサイズの小さな大量の画像データを高速に配信する」という特性がある。画像1枚あたりの容量は数百KB程度、そこから作成されるサムネイルなどはせいぜい十数KBの容量しかない。しかもこうしたデータが膨大に蓄積されているのである。そこで同社は、ブロードバンドタワーの支援を受けて事前検証を実施、十分な手応えを得た上で、新たな画像用ストレージとしての導入に至ったのである。

もっとも、これで問題が全て解決したわけではなかった。みんカラのユーザー数はその後も順調に伸び続け、蓄積される画像データの数も一段と増加。これにより、さらなる高速・大容量化が求められることとなったのだ。そこで2012年末に新たに導入されたのが、高IOPS性能が要求されるシステムにも余裕で対応できる能力を備えた「Isilon S200」である。

Isilon S200は、ディスクはSASでメモリの容量も格段に多く、メタデータをSSD領域に格納できるという特徴を持っている。現在では5ノード構成のIsilon S200が導入されており、安定的なサービスの実現に役立てられている。ここで注目すべきは、格納されている画像ファイルの数だ。ユーザーがアップロードしたデータやサムネイルなどを全て合わせると、なんと2億点以上にも達する。それでも配信時のレスポンスなどには全く問題がないという。みんカラでの活用は、EMCアイシロンが大容量動画データの配信だけでなく、膨大な数に上る小容量データの配信にも適応することを実証している。

アプリケーション・ソフトも活用し

運用管理業務の効率化を実現

同社ではIsilon S200の能力をフルに発揮させるべく、各種のアプリケーション・ソフトも活用している。「日常的に最もよく利用しているのは、データ保護機能の『SnapshotIQ』ですね。ユーザーの皆様が投稿して下さった大事な画像ですから、データロストの問題などは極力避けなければなりません」と大場氏は語る。

また、これと同じくデータ保全の目的で活用されているのが、D2Dバックアップ/リストアのための非同期レプリケーション・ソフト「SyncIQ」だ。現在は以前本番環境に導入していたIsilon 12000xをバックアップ用ストレージとして配置し、新たに導入されたIsilon S200との間でデータ・レプリケーションを実施している。これにより万一本番環境に重大なトラブルなどが発生したとしても、大事なデータを確実に守ることが可能になった。

また、SyncIQでもう一つ注目されるのが、データ・レプリケーションのスピードである。以前は大量画像データのレプリケーションをrsyncで実施していたため、作業には非常に長い時間が掛かっていた。Isilon 12000xからのデータ移行の際などは、作業を複数回に分ける必要があった上に、1~2ヶ月もの期間を要したという。

「ところがSyncIQを使ってみたところ、同じ容量のデータ・レプリケーションがわずか8時間程度で行えてしまう。こんなことなら、もっと早く導入すれば良かったと思いました」と大場氏は苦笑する。

監視・分析ツールの「InsightIQ」も、インフラの状況把握や最適化に大きく貢献している。実はInsigtIQを導入したことで、初めてみんカラ用ストレージに蓄積されているファイルの数をリアルタイムに把握できるようになったのだという。2億点以上のファイルのカウントやインデックスサーチをWindows上から実行することは現実的ではなく、以前はその時点での正確な統計情報を得たくとも、そのための術がなかったのである。

これらのツール群を効果的に使いこなすために、同社ではブローバンドタワーが提供するトレーニングプログラムも利用している。大場氏はその感想を「正しいオペレーションの方法をゼロから教えてもらえたので非常にためになりました。以前は限られた情報を元になんとか運用を廻していましたが、現在ではOneFSのアーキテクチャを理解した上で適切な操作や設定が行えます。効率的な業務運用を実現していく上では、やはりしっかりとした教育を受けることが大事と痛感しました」と語る。

信頼性・可用性も大幅に向上

ストレージに関わる課題を解消

Isilon S200の導入によって、ストレージ基盤の信頼性・可用性は大幅に向上。以前のようにトラブル対応に悩まされることもなくなった。同社は信頼性を高めるためにN+2構成にするなどの工夫も盛り込んではいるが、「放っておいても安定して稼働している」ことで普段はストレージのことを全く意識しなくなったという。

みんカラ用の新たなストレージ基盤を確立した同社だが、もちろんサービスの改善や安定性向上に向けた取り組みがこれで終わったわけではない。仮想化技術のさらなる活用やクラウドサービスの導入など、検討すべきテーマはまだまだ多く、ブロードバンドタワーの提案にも、ますます期待が寄せられている。

システム構成図

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企 業 名 株式会社カービュー
http://minkara.carview.co.jp/
創  業 平成8年9月5日
所 在 地 東京都港区六本木一丁目4番5号
アークヒルズサウスタワー 19階
事業内容 ・インターネット広告事業

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